当科における両側半規管麻痺症例についての臨床的検討
- 著者
- 松吉 秀武, 蓑田 涼生, 須古 和之
- 掲載誌
- Equilibrium Res 67:101-107
- 発行年
- 2008
当科で平衡機能検査を行っためまい症例(279例)のうち、36例(約13%)が両側CP(半規管麻痺)であった。両側CPの内訳としてはメニエール病が多く、従来多いとされていた耳毒性薬物による症例は少なかった。高度CP群は、軽度CP群と比較して、有意に閉眼時の体平衡が障害されていた。一方、ADL評価には差がなかった。両側CPであっても、末梢前庭機能が残存しているほど体平衡は保たれており、高度CPに移行させないような対応が必要であると考えた。