自律神経失調症と起立性調節障害を伴うめまい症例についての臨床的検討
- 著者
- 松吉 秀武/蓑田 涼生/須古 和之
- 掲載誌
- Equilibrium Research 65(4);238-244;2006
- 発行年
- 2006年
当科で平衡機能検査と心理テストを行っためまい症例(103例)のうち、43.7%が自律神経失調状態にあった。自律神経失調傾向であるめまい症例は、ほぼ全例(約94%)が問診上OD陽性であった。自律神経失調状態かつ問診上OD陽性であるめまい患者に対してトフィソパムを使用したところ60%の有効率を認めた。さらにシェロングテストを行うことにより本薬剤が効果を示す症例を選別できる可能性が考えられた。通常の平衡機能検査に加え、心理テストおよびODについての精査を行うことにより、めまいの治療効果を高められる可能性が示唆された。