熊本県宇城市の松橋耳鼻咽喉科・内科クリニックです。めまい、耳鼻咽喉科、内科に対応し、睡眠時無呼吸症候群、がん高圧酸素療法、がん温熱療法、舌下免疫療法も行っています。

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がん免疫療法
さまざまな

がん免疫のメカニズム

自家がんワクチン療法はこの部分を活性化します

獲得免疫

抗原提示細胞(樹状細胞など) T細胞 細胞性免疫

自然免疫

B細胞 体液性免疫 NKT細胞 NK細胞

がん免疫療法

当院では以下のがん免疫療法を施行しております。以下に費用と治療内容を示します。

  • 自家がんワクチン療法
    162万円(税込)
    のちに詳細は説明いたします。
  • 丸山ワクチン療法
    40日分を1万800円(税込)
    日本医科大学ワクチン療法施設より、ワクチンをご購入いただきます。手続きにつきましては当院にて説明いたします。ワクチンを当院に持参していただければ1日おきに皮内注射を行います。当院での費用は通常診察料のみです。)
    作用としましては丸山ワクチンホームページに詳細は記載されております。作用を簡単にまとめますと根治手術不能胃がんの患者さまに化学療法単独の5年生存率と比較し、化学療法に丸山ワクチンを併用すると50カ月後の生存率が15.2%高かったことが報告(1983年)されています。近年の報告(1992年)では放射線治療を受けている子宮頸がんの患者さまに丸山ワクチンを併用すると5年生存率が10%向上したとされています。
  • 注射を用いたがん免疫療法
    1:レンチナン静注(1mg)
    腫瘍に対する全身の抗腫瘍免疫を高めます。胃がんの患者さまは保険適用となります。3割負担の患者さまで1回約1,500円です。胃がん以外の患者さまは保険外診療となり、8,000円(税込)となります。
    2:ピシバニール注射(健康保険にて治療可能です)
    胃がん(手術例)・原発性肺がんにおける化学療法との併用による生存期間の延長/他剤無効の頭頸部がん(上顎がん、喉頭がん、咽頭がん、舌がん)、甲状腺がん/リンパ管腫
    胃がん(手術例)および原発性肺がんにおける化学療法との併用:通常、連日または1日おきに1回、筋肉内、皮下または皮内に注射します。2~3週後から、週1~2回注射します。
    頭頸部がんおよび甲状腺がん:通常、連日または数日おきに1回、患部に注射します。
    リンパ管腫:通常、局所に注射します。作用をみながら使用期間を決めていきます。5KE使用しますので、3割負担の患者さまで1回あたり約2,000円です。
  • 内服薬を用いたがん免疫療法
    1:セファランチン内服(健康保険にて処方可能です)
    最近の研究で、がん細胞の増殖を抑制する作用やアポトーシスを誘導する作用、血管新生阻害作用など、がん治療における有効性が報告されています。放射線治療中は保険適用となりますが、安価な薬剤ですので1カ月分で保険外診療でも5,000円程度です。
    2:漢方薬内服(健康保険にて処方可能です)
    【十全大補湯】
    1:十全大補湯は進行性膵がん患者で抗腫瘍免疫を抑制する制御性T細胞数を減少させる。このことは膵がんでのさまざまな併用療法を行った際に良好な免疫賦活作用につながる可能性があるとされています。
    2:十全大補湯それ自身に、がんの発生や再発の予防する作用や、転移を抑制する作用があることが報告されています。富山医科薬科大学和漢薬研究所の報告では十全大補湯が、がん細胞の悪性化進展や転移を抑制することを報告しています。
    【補中益気湯】
    老化に伴う抗腫瘍免疫の低下を改善させることや、真菌や細菌に対する感染防御力を高めることなど、多くの実験結果からも支持されています。
  • がん代替治療
    1:フコイダン内服
    1996年の日本癌学会にて、フコイダンががん細胞に働きかけてアポトーシス(がん細胞を自殺させる)現象を誘導することが報告されています。低分子型や高分子型などのさまざまなものがインターネットなどで販売されています。どのフコイダンが有効か悩まれている患者さまがおられましたら、ご相談ください。論文に基づき有効性が証明されているフコイダンを説明いたします。
    2:高濃度ビタミンC療法
    別項目にて詳細を説明しております。

上記のようながん代替療法を含めた、がん免疫療法を患者さまごとに、費用対作用を相談しながら治療のお手伝いをさせていただきます。また上記のような治療を併用しながら、健康保険が適用とされ、がんに対する有効性のエビデンスが確立されているがん温熱療法を受けていただくことをお勧めいたします。

自家がんワクチン療法

「自家がんワクチン」の作製では、手術で取り除いた、ホルマリン処理後のがん組織を使用します(※注:ホルマリンは、自家がんワクチンの製造工程で十分に洗浄除去されています。安全性には全く問題ないレベルとなっています)。ホルマリン処理されているため、生きているがん細胞が含まれている心配はありません。
がんは、同じがんの種類でも、患者さま一人ひとりで特徴が違います。治療のためのがんワクチンは、自分のがんの特徴にピッタリあったものでなくてはなりません。自家がんワクチンは、患者さま本人のがん組織を使った、患者さまご本人だけのための専用の手作りワクチンで、オーダーメードのワクチンです。

がん免疫療法

自家がんワクチン療法投与スケジュール

自家がんワクチンは、外来通院で接種可能です。入院の必要はありません。1コースでは、免疫反応テスト(皮内テスト)2回、ワクチン本体の接種3回の計5回の皮内注射を行います。通常は2週間ごとに1回(急ぐ場合は1週間ごとや10日に1回でも可)、皮内5カ所に、自家がんワクチンを注射します。全治療期間は約6週間となります。

がん免疫療法

自家がんワクチン療法が有効な理由

がん免疫療法

自家がんワクチン療法の治療成績

がん免疫療法

2009年11月末時点までに自家がんワクチン療法を受診し、その後もフォローした1002例のさまざまながん症例のうち、経過報告があった症例についての治療成績を図にまとめました(2013年6月30日更新、セルメディシン社ホームページより)。
評価済み症例中の46.6%の症例で、臨床的に見てなんらかの改善作用(改善例+1年以上の長期不変・無増悪例)が見いだされております。

費用

「自家がんワクチン」療法は自由診療のため、1コースは「1コース分(3回)のワクチン接種、2回の免疫反応テスト」で構成されていますが、すべて含めて162万円(税込)です。初診費用は別になります。原則として1コースで終了します。

他の免疫療法、例えば培養したリンパ球を使う免疫細胞療法では、1回20万円だとしても繰り返し数が多く、12回繰り返せば240万円となります。また、他のがんワクチン療法でも繰り返し数には注意が必要です。全国展開している著名なクリニックグループでは、複雑な治療費の「料金モデル」を、180万円から245万円と掲載しています。

個人輸入の未承認抗がん剤は、より注意が必要です。例えば2007年1月時点で未承認だったアバスチンの場合、月額25~50万円かかっていました。これを通常は7~9カ月以上投与しますから、175~450万円以上かかることになります。タルセバの場合は月額15~20万円かかっていました。これが効かなくなるか、副作用が強くなって飲めなくなるまで延々と続きます。

抗がん剤は、長い間繰り返し服用しなければならないこと、強い副作用のおそれが高く、毎日それに耐えなければならないこと等、生活の質(QOL)の低下を考えれば、高くなる場合があります。

免疫チェックポイント阻害剤によるがん免疫療法

ニボルマブ(オプジーボ)/ブリストルマイヤーズ社製(スイス経由にて個人輸入しております)を点滴投与します。
費用 20mg:22万円(税込)

どのようにして抗腫瘍作用をしめすのか?

がん細胞は、免疫システムから逃れるための仕組みを持ちます。具体的には、がん細胞の表面にPD-L1という分子を発現し、免疫細胞であるT細胞のPD-1という分子と結合して免疫細胞からの攻撃を免れます。ニボルマブ(オプジーボ)は、がん細胞が免疫から逃れるためのチェックポイント・シグナルPD-1を抑制することによりT細胞によるがん細胞への攻撃を促進しがん細胞を破壊します。当院ではニボルマブ(オプジーボ)は半減期が約500時間ですので、20mgを2週間ごとに5回程度投与いたします。保険適用とされている非小細胞性肺がんでは3mg/kg、悪性黒色腫では2mg/kgとなっており、仮に体重50kgの患者さまでは100-150mg程度投与する必要がありますが、当院では少量を複数回に分けて投与し、副作用を減らしながら、半減期が長く、ニボルマブ(オプジーボ)が抗体であることから体内に長期に残存することより20mgという少ない量で複数回に分けて安全に、作用が見込まれる投与方法を行っております。ニボルマブ(オプジーボ)は保険適用となっている非小細胞肺がんや悪性黒色腫に加え、前立腺がん、大腸がん、腎細胞がん、膵臓がんなどの固形がんに投与しての有効性が期待されています。保険適用になるまでに治療が待てない患者さまに対して、当院では副作用および見込まれる治療作用について十分な説明を行い、同意がえられた段階で、保険外診療として点滴投与させていただいております。点滴時間は1時間程度です。

副作用としましては、国内第II相試験の安全性評価対象35例中、30例(85.7%)に副作用(臨床検査値異常を含む)が認められました。
主な副作用(10%以上)はそう痒症11例(31.4%)、遊離トリヨードチロニン減少8例(22.9%)、血中TSH増加7例(20.0%)、白斑6例(17.1%)、白血球数減少6例(17.1%)、遊離サイロキシン減少6例(17.1%)、甲状腺機能低下症5例(14.3%)、疲労5例(14.3%)、AST(GOT)増加5例(14.3%)、血中Al-P増加5例(14.3%)、血中CK(CPK)増加5例(14.3%)、血中LDH増加5例(14.3%)、CRP増加5例(14.3%)、リンパ球数減少5例(14.3%)、下痢4例(11.4%)、ALT(GPT)増加4例(11.4%)、γ-GTP増加4例(11.4%)、好酸球数増加4例(11.4%)、サーファクタントプロテイン増加4例(11.4%)及び皮膚色素減少4例(11.4%)でした。そのほか重大な合併症として間質性肺炎や、重症筋無力症による死亡例が報告されています。

上記情報はセルメディシン株式会社より抜粋。
HP:http://cell-medicine.com/